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水泳教室会員について

水中では、熱伝導率がとても高く、プールに入ると水温が体に伝わって体温が下がります。体は、体温が下がらないようにエネルギーを燃焼させて、体温維持をはかろうとします。水の中へ入ることによる環境変化は、その温度変化に適応しようとする生理機能を促し、体温調節機能を向上させ、気温の変化が原因による風邪に負けない体質をつくります。
水は粘性が高く、その密度特性から動作速度によって負荷量が増減できるので、自分の体格や体力、そして意識に見合った運動を行いやすくしてくれます。重力から解放された状態での運動が体への過剰な負荷を軽減させつつ、水圧や水の抵抗による適度な負荷で全身を刺激し、怪我のリスクを低下させます。もちろん、血液循環を活性化させたり、ストレスを解消させたり、左右対称に動かすことから筋力バランスを良くしたり…生涯スポーツの王様です。
水中では胸郭に水圧を受けるため、肺が圧迫されて呼吸の抵抗になります。ですから、自然にする呼吸ではなく、努力して呼吸する必要が出てきます。この努力呼吸が、横隔膜をはじめとする呼吸筋を活発に動かすこととなり、気管支をはじめとする呼吸機能の改善・強化に大きな効果をもたらします。ぜんそくに効果的とされる理由もココにあります。また、十分な湿度の吸気が、呼吸気管の乾燥を防ぎ、運動誘発性発作の低減に効果を発揮します。